ベーグルのバリエーションについて
「ベーグルってパサパサしているイメージだったけど、食べてみたらムギュっとしていてモチモチで美味しかった」
ベーグルが好きになったきっかけとしてInstagramで良く目にするフレーズですが、実は私もその一人です。
「ムギュっと」以外にも、「外はカリっと」「もっちゅり」「サクッと」などなど、
いずれも食感に関連するポジティブなワードとして表現されていることが多いようです。
そんなベーグル好きさんたちのコメントを参考にしながら、いま目指しているのは幅広い温度帯での美味しさと、
食の多様性に対応できるようなベーグルの開発です。
具体的には、焼きたての温かい状態ではもちろん、冷やしたベーグルでもモチモチな食感にするために、
当工房のベーグルの生地には糸島産の米粉と福岡市の酒蔵の酒粕を独自に配合しています。
そして、「食の多様性」への取り組みとしてはこんなことを考えています。
まず、ベーグルの種類には大きく分けて、
・具材が入っていないプレーン系
・中に具材が入っているフィリング系
・プレーンベーグルに具材を挟んだサンド系
・具材をベーグルで巻いたロール系
他にもダマンドやトッピングされているものなど、日本のベーグルは独自の進化を遂げていて、
今後も益々、多様化する食のニーズに対応したベーグルが登場するのではと思います。
ただ、個人的にフィリング系のベーグルだと中に巻き込める具材の量には限界を感じたり、
ベーグルと一緒に具材も焼くので、本来は焼かなくても(焼かない方が)美味しいはずの具材の良さが
消されてしまっている可能性もあるのではとも思ったりします。
パグベーグルワークスでも、おすすめしたいベーグルを商品にして提供していく予定ですが、
それと並行して色んな組み合わせをお楽しみいただけるベーグルも開発していきたいと考えています。
例えば、「あんこ」に合うベーグルは「プレーン生地」という人もいたり、「抹茶生地」という人もいることでしょう。
「ココア生地」のベーグルにはスタンダードに「チョコ」を合わせたり、
気分によっては「ラムレーズン」だったり「マンゴー」ということもあるかと思います。
ニューヨークスタイルのベーグル店ではそのような注文に対応できるようになっていて、
好きなベーグルにスプレッドをカスタマイズして食べることができるのですが、
冷凍ベーグルをオンラインで販売する場合、なかなかそれは難しいかなと思っていました。
でも、そのようなセミオーダーという形は難しいとしても、具材とベーグルを分けて提供できれば、
召し上がっていただく方の好みや気分にある程度、お応えすることができるのではないかとも考えました。
それと、冷凍で発送する必要があるベーグルですが、冷凍することがデメリットなのではなくて、
急速冷凍することで焼き立ての風味を損なうことなくお届けできることが大きなメリットで、
更には冷凍の状態から半解凍で美味しく食べられるという付加価値を意識したベーグルを開発中です。
工房を準備中の今の段階では、まだまだ構想という状態ではありますが、
そのような多様性を意識したベーグルなど、色んなバリエーションを追求していこうと日々、試行錯誤しています。
皆さまのお手元にお届けできる日が来るまでには構想を形にしていきたいと思いますので、
応援やアドバイス、ご意見などいただけると嬉しいです。
次回は、地方へ移住して自宅に工房を持つことについて、
自らの経験をもとに2話構成でお話したいと思います。